マイケル・ポーターの競争戦略論
とても有名な本ですので、私も一度は目を通したことがあります。
ただし読んだのは2005年~7年の間でした。
なんて遅い!
内容については書きませんが、読後、生意気なことに
「なんとなく違和感」を覚えました。
ポーター先生が Competitive Advantage(競争優位)という
本を出したのは1985年頃です。 時代はまだ工業化社会の流れが
残っていた頃ですし、それから情報社会が始まります。
その頃に書いた本が2000年を超えて古く感じて
しまうのは仕方ないかもしれません。
でもポーター先生の理論について批評などする気は毛頭ありませんし、
批判的な意見も一切ありません。ただ、これからの時代は単に
競争だけでは継続していけないのじゃないか?と感じるわけです。
これは理論否定ではなくて、単に時代が変化してしまった結果、
重要とされるのは競争ではなく共有や共感ではないか?ということです。
もちろん競争というのは残っていると思います。ただ敵がいる競争ではなくて、
あえて言うなら自分との戦い。時が求めているものはもはや相手を倒すことではなくて、
自分が何かを生み出し、それを共有していくことだと感じています。
それにしてもかのポーター先生の超有名な本です。
違和感を感じたなどと人に言ったことはありません。
まさしく工業化社会における重要なフレームワークです。
今も当てはまるところは、特に大企業においてはあるのだと思います。
ところで他にも戦略理論はあります。
SWOT分析に
3Cなど、どれも非常に優秀な理論であり、
まさしく優秀すぎる人が考え出したフレームワークです。
3Cの考案者は大前研一。彼の著書はある時期までは殆ど読んでいました。
その大前研一ですら大きく変化した時がありました。
その大前研一先生が数年前に出版した本。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
だったと思います。
レビューにこんなことが書いてありました。。
「大前さんのこの本は素晴らしいが、まるで今まで大前さんが
私達に教えてきたことを全部否定しているかのように感じました。」
というものでした。
このレビューだけで、大前研一が何を言いたかったのか判ろうというものです。
まさに
感じていたのはソレなのです。
そして今は
実感 しています。
工業化社会から情報化社会、そして2010年から知識社会へと
変化することは古くは80年代にドラッガー先生や堺屋太一も書いています。
実際に商い、ビジネスをしている自分はそれを肌身で感じています。
5年前はまだ、ネットにおいては情報を集めることに価値がありました。
まだ情報社会だったからです。
しうし、時は既に知識社会。 (堺屋太一は知価社会)
その知識社会において最も大事なものは何でしょうか。
恐らくたんなる戦術や、ツールの使用ではないはずです。
Twitterを始めたり、ブログを書くこという行為ではありません。
その先にあるものが、必ずあるはずです。
これから大事になるものは創造。
創造は理論だけで生み出せません。
もはや既存のフレームワークを当てはめただけでは答えが顕在化しない。
そんな時代が2010年から本格的に始まったようです。
これは多くの人にとって、今まで築いてきた知識という名の資産が
下手をしたらまったく役に立たなくなる可能性すらあるのです。
堺屋太一の2009年の著書
凄い時代 勝負は二〇一一年
や、ドラッガー先生の本にもあるように、もはやモノづくりからも
脱却しなければならないという

、まさに凄い時代が始まりまだしました。
実際ミクロな話ですが、ショップを始めた当時の知識とやり方だけでは、
今、そしてこれからを、お店を維持運営していく自信がありません。
本当にとんでもなくワクワクする時代になったものです。
私の父親など、20代~30代で得た知識と経験を生涯
使うことが出来ました。 古きよき時代です。
ではこれからは?
素敵な未来に必要なのは創造と共有です。
そこへ至るのに必要なのはTwitterではなくて (くどい!)
直感であり、発想であり、創造。そしてその創造したものを
共有し、共感を得ることが今後最も大事なことになってくるでしょう。
恐らく従来型のニーズとウォンツという思考だけでは、旧来の市場で
激しい競争にさらされ、それこそ体力勝負になってしまうのです。
この発想や創造は結局のところ既存ビジネスの
深堀りなのかもしれません。
さらに言えば自分をも掘り下げて、要らないものを捨てる勇気と、
必要なものに取り組む強い信念。(根性じゃないですよ!)
この繰り返しが、望むと望まざるとに関わらず求められ、
その結果新しい価値が創造されてくるのだと思います。
先に知価社会に変化したアメリカのビジネスを見ていると
激しく同意せざる得ません。
この新世界に対応できそうな人材が、すでに若手の中には
現れてきています。これは案外驚きでした。
一方でこの新世界に対応できる資質を認識もしくは
会得できない者には、非常にハードな未来が待ち構えているのかもしれません。
ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)
という本にその辺りがわかりやすく簡潔に書かれています。
今まで以上に自分を、そして自分のビジネスや事業を
見直し、深く掘り下げる必要が出てきそうです。
簡単なことではないかもしれませんが、きっと楽しいに違いありません。
ところでこれを簡単にやってのける人たちが居ます。
女性です。
特に女性は直感と共存感覚に優れています。
しかも好奇心も旺盛です。
工業社会に適した教育を受けてしまった女性(旧来の高学歴?)の中には
せっかくの特性(今後優位となる要素)を半減させてしまった人もいるようですが、
男性はいよいよ女性に仕事のあり方のみならず、生き方まで学ぶ時代がくるかもしれませんね。
自分に都合よく言うならば、
根性ナシの時代がきたのかも!?
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※女性(旧来の高学歴?) のところ、自分で書いていて引っかかったので追記。
最近、いつからの事か判らないですが、学校教育は明らかに改善されていると思います。
改善、つまり時代に即したという意味も含まれます。
日本の文部省は優秀な人たちが勤めています。日本のためにがんばっています。
その成果は明らかに出てきていると、実は20代以下の世代を見ていると実感するわけです。
世の中にはタダ単に下の世代を批判する人もいますが、私の感じているのは
まったくの逆です。 これはやばいよ上の世代! と思えるくらい進化しています。
それでも学校教育には色々思うところはあります。
ただ私は別に教育論を学んだわけでもないのでえらそうなことはいえません。
それでも数年前にこの疑問を、とある高名なお坊様に
思いのたけとして
ぶつけてみました。返ってきた答えは、私の考えの裏づけどころか、
まだまだ甘い考えだったようです。興味ある方には是非直接お話しましょう。
いずれにせよ勉学に励んで得られた技が、
「起こりうる以前の出来事への、不可能性列挙のためのツール」と化しては元もこうも無いと思うわけです。
これを以って、個々が持つ本来の、そして未来の可能性の芽を、
自ら摘んでしまうことだけは避けてほしい。そんなことをこの連休に思っていました。
どんな連休?
でもま、明るい未来のためにも!
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